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静岡旅行 浜松~焼津~沼津3日目(最終日):2024/03/30
2024年3月30日(土)最終日は、伊豆・三津シーパラダイス、伊豆パノラマパーク、沼津港で昼食、田貫湖キャンプ場、とろろ麦飯で帰途の予定。
晴天の伊豆・三津シーパラダイス
旅行3日目の朝、6時半に起床し、旅館近くのセブンイレブンでコーヒーを買って出発。快晴の空の下、9時52分に到着したのは伊豆・三津シーパラダイス。駿河湾に面したこの水族館は、伊豆の観光名所として長く親しまれており、家族連れや観光客で賑わう。館内に一歩足を踏み入れると、まず出迎えてくれたのは美しい魚たちが泳ぐ大水槽だ。光が差し込む水槽内では、様々な海洋生物が悠々と泳ぎ、その姿に思わず見入ってしまう。特に巨大なエイやサメの迫力ある姿は大人でも感動を覚えるほどだった。
伊豆・三津シーパラダイスでは、珍しい海洋生物たちと出会えるのも魅力のひとつだ。クラゲの展示エリアでは、幻想的な照明の中でふわふわと漂う姿が印象的だった。また、アシカやペンギンの可愛らしい動きには心が和み、何度も足を止めてしまった。さらには「ふれあい広場」と呼ばれるエリアもあり、子どもたちがヒトデやナマコなどの生き物に実際に触れることができる体験型展示も人気だ。観察するだけでなく、触れて学ぶことで海の生き物への理解が深まる仕組みが工夫されている。晴れた日のシーパラダイスは、青空と海が美しく、観光の合間のリフレッシュにもぴったり。
伊豆パノラマパークの絶景ロープウェイの旅
伊豆・三津シーパラダイスを後にし、11時には伊豆パノラマパークへと移動。ここではロープウェイに乗り込み、標高452メートルの葛城山山頂を目指した。快晴の空の下、桜越しに富士山を望む景色はまさに絶景そのものだった。
伊豆パノラマパークのロープウェイは、全長約1,800メートルを誇り、約7分間の空中散歩を楽しめる。ゴンドラに乗り込むと、眼下には駿河湾や伊豆の山々、さらに春の桜が彩る美しい景色が広がる。乗車中、家族連れや観光客たちも窓の外の絶景に釘付けとなり、歓声があがっていた。
特にこの日は天気に恵まれ、空気が澄んでいたため、ロープウェイから望む富士山がひと際美しく映えていた。ゴンドラが山頂に近づくにつれ、その雄大な姿がさらに迫力を増し、思わず写真を撮りたくなる瞬間が何度も訪れた。
山頂に到着すると、そこには広がる360度の大パノラマビューが待っていた。富士山はもちろん、駿河湾や伊豆の山々、遠くには南アルプスまでもが一望できる絶景スポットだ。さらに、この時期は桜のピンク色の花々が富士山とのコントラストを描き出していた。ベンチに腰掛け、しばし絶景を眺めながら静かなひとときを過ごすことができた。山頂には散策路も整備されており、自然の中を歩きながら季節の花々を楽しむこともできる。山頂にはカフェもあり、美しい景色を眺めながらコーヒーや軽食を楽しむことができる。この日は観光客も多く、カフェも賑わっていた。
伊豆パノラマパークのロープウェイは、伊豆旅行のハイライトといえる体験だった。桜越しに見える富士山という贅沢な景色を堪能できるのは、この時期ならではの特権だ。山頂で感じる爽やかな空気と自然の美しさに癒され、心からリフレッシュできたひとときだった。また訪れる際には、秋の紅葉や冬の澄んだ空気の中での景色も楽しんでみたい。
沼津港で味わう地元の魅力「沼津バーガー」
13時半、伊豆パノラマパークを後にして到着したのは、静岡県を代表する漁港のひとつ、沼津港の「ぬまづみなと商店街」。観光地としても人気のこのエリアは、新鮮な海産物を活かしたグルメが豊富で、多くの観光客が訪れるスポットだ。今回は、地元の名物「沼津バーガー」を目当てに訪れた。沼津港には無料駐車場がいくつかあり、車で訪れる旅行者にとって大変便利だ。港周辺には新鮮な魚介類を提供する飲食店や土産物店が並び、観光地特有の賑やかで活気ある雰囲気が漂っていた。
訪れたのは、沼津港の名物として知られる「沼津バーガー」を提供する店。注文したのは、看板メニューの「アジフライバーガー」。外はサクサク、中はふっくらとしたアジフライに特製タルタルソースがたっぷりとかかり、地元ならではの新鮮な魚の味がしっかりと感じられる一品だ。
沼津港での「沼津バーガー」は、地元の魅力をぎゅっと詰め込んだ絶品グルメであり、新鮮な魚介を手軽に味わえるユニークなバーガーは、他では味わえない特別な一品。次回は他のメニューにも挑戦しながら、さらに沼津港の魅力を探求してみたい。
田貫湖キャンプ場で出会う絶景「逆さ富士」
15時47分、田貫湖キャンプ場に到着。前日に訪れた際には濃霧で視界がほとんどなく、幻想的な湖畔の雰囲気は楽しめたものの、富士山の姿は隠れてしまっていた。しかし、この日は一転して快晴。待望の「逆さ富士」を目にすることができ、その美しさに感動した。
田貫湖は静岡県富士宮市に位置し、四季折々の富士山の姿を楽しめる人気の観光地だ。特に早朝や夕方には湖面に富士山が映り込む「逆さ富士」が見られることから、全国から多くの写真愛好家や観光客が訪れる。キャンプ場は湖畔に広がり、自然に囲まれた環境でのんびりと過ごすのに最適な場所だ。湖周辺には散策路も整備されており、富士山を眺めながらのウォーキングやジョギングも楽しめる。
この日は快晴で、湖面は鏡のように穏やかだった。そのため、富士山が湖面に美しく映り込み、完璧な逆さ富士が姿を現した。実物を目の当たりにすると、その雄大さと静謐さに圧倒され、言葉を失うほどだった。青空を背景にそびえる富士山と、湖面に揺れるその影が織りなす景色はまさに絶景。写真に収めるだけでなく、しばらくの間、湖畔に腰を下ろしてその景色を心ゆくまで眺めていた。
田貫湖キャンプ場は設備も整っており、キャンピングカーやテントでの宿泊が可能だ。デイキャンプでの利用もできるため、観光の合間に立ち寄って富士山を眺めながらゆっくり過ごせる。今回は短い滞在だったが、晴天の中で逆さ富士を見ることができたことで、昨日のリベンジをすることができた。次回は宿泊して、朝日や夕焼けに照らされた富士山の姿も楽しみたい。
丁子屋で味わう静岡名物「とろろ麦飯」
夕方、旅の最後の食事として静岡名物「とろろ麦飯」を求めて訪れたのは、静岡市の老舗店「丁子屋」。歴史ある店内とともに、心温まる味わいを堪能することができ、まさに旅の締めくくりにふさわしいひとときだった。「丁子屋」は、創業から長い歴史を誇る名店で、その趣のある店内には時代を感じさせる品々が並び、落ち着いた雰囲気が漂っている。木のぬくもりを感じさせる内装と、店の一角に飾られた古い道具や写真が、どこか懐かしさと温かさを感じさせる。
「とろろ麦飯」は、静岡を代表する郷土料理で、麦ごはんの上にすりおろした山芋(とろろ)をのせ、さらっとした醤油やだしで味付けをしていただく料理だ。こちらの丁子屋では、麦飯がふっくらと炊き上げられ、もちもちした食感の麦と、山芋のとろりとした食感が見事に調和している。あっさりとした味わいの中に深みがあり、特に山芋の自然な甘みと食べやすさが引き立っている。お好みで、お漬物やお味噌汁と一緒に食べると、さらに風味が増して美味しさが際立った。
とろろ麦飯を味わいながら、静岡の風情とともに心も体も温まった。シンプルでありながら、手間暇をかけた料理に込められた地元の人々の愛情が感じられ、旅の最後にふさわしい一品だった。
その後、帰路に就く。19時半には長篠設楽原PAに立ち寄り、21時24分には草津SAに到着。23時には無事帰宅。23時15分にはガソリンを補給し、汚れた車体を拭き上げて旅の後始末を終える。24時にはいかオクラ丼で小腹を満たし、旅の思い出を胸に眠りについた。