北海道納車の旅4日目(最終日):2024/05/11
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帯広動物園と緑が丘公園
2024年5月11日(土)
北海道でのは納車旅もいよいよ最終日を迎えた。4時に起床し、ハイゼットカーゴ(シロ)のサビた箇所を塗装する。これでしばらくシロと会えないけど、次の訪問までの準備として最低限のメンテナンスを終えた。5時にローソンで朝食を調達しながら洗濯を済ませる。8時40分に荷物をまとめて拠点を出発し、帯広動物園まで徒歩で向かった。
帯広動物園:北海道で2番目にできた歴史ある動物園
9時15分に帯広動物園に到着。帯広動物園は、札幌市円山動物園に次いで北海道で2番目に開園した動物園だ。私が生まれる4年前の1963年にオープン。開園から60年以上の歴史がある動物園だ。帯広市街地に近い緑ヶ丘公園内に位置し、駐車場も広くアクセスは悪くない。
帯広動物園の最大の特徴は、動物たちを間近に感じられる工夫が随所に施されている点だ。園内にはライオン、アムールトラ、アメリカンバイソン、カンガルー、ホッキョクグマ、キリンなど、多様な動物が飼育されている。特に冬季は雪国ならではの「雪と動物」の景色が楽しめるのが魅力のようだ。雪の中で動くホッキョクグマやアムールトラの姿は、他ではなかなか見られないだろう。また、動物たちの生態を学べる工夫も充実している。解説板やイベントを通じて、動物の習性や保護活動の情報などが得られる。子どもたちのための遊具施設・遊園地や、小動物と触れ合えるエリアもあり、家族連れにもぴったりのスポットだ。帯広動物園は冬季休みの期間が設定されてるが、冬期開園も行われているらしい。2024年の冬期開園は12月1日~2025年2月末までとなっている。この期間中、動物園は土曜、日曜、祝日のみ開園し、12月29日から1月3日は休園。また、帯広氷まつり期間中の金曜日にも開園。冬期開園の営業時間は11時~14時までと短いので注意が必要だ。
帯広動物園と帯広畜産大学との連携
帯広動物園は、帯広畜産大学との提携が特徴的だ。大学の研究や教育活動と連携しながら、動物の健康管理や生態調査に取り組んでいる。たとえば、獣医学の専門知識を活かした動物のケアや、展示方法の改善に向けた研究が行われている。また、大学の学生たちが動物園でインターンシップを経験する機会もあり、次世代の獣医師や動物園スタッフの育成にも一役買っている。
帯広市民の憩いの場・緑ヶ丘公園と帯広百年記念館
緑ヶ丘公園を散歩しながら帯広駅方面へと向かう。公園の緑が爽やかで、朝の空気を感じながらの散歩は心地よかった。
緑ヶ丘公園は、帯広市を代表する広大な都市公園である。公園内には多目的に利用できる施設が充実しており、市民や観光客が季節を問わず訪れる憩いの場となっている。前回3月の訪問時には積雪にも関わらずウォーキングをしている方が大勢いた。園内には帯広動物園や緑ヶ丘温泉、帯広百年記念館といった文化的・娯楽的施設が点在し、散策やレクリエーションに最適である。
特に帯広百年記念館は、帯広の歴史や文化、自然を深く知ることができる施設で、その充実した展示内容は、2時間でも3時間でも飽きることなく楽しむことができるほどだ。館内には、アイヌ文化に関する展示や帯広の開拓史、十勝地方の自然や産業に焦点を当てた多彩な資料が並んでいる。模型や映像、実物資料を使った展示は分かりやすい。
また、農業や畜産が盛んな十勝ならではの産業史も学べるため、地元の魅力を再発見できるスポットだ。さらに、施設内にはゆっくりとくつろげる休憩スペースも用意されており、じっくり見て回るのに適した環境が整っている。帯広観光の際にはリピート訪問している施設だ。
六花亭のマルセイバターサンドの「マルセイ」の名前の由来なども知ることができた。マルセイバターという名前は、十勝開拓の祖・依田勉三が率いた開拓移民団「晩成社」(明治16(1883)年に帯広に入植)が十勝で最初に作ったバター「マルセイバタ」に由来。「マルセイ」は、晩成社の「成」字をマルで囲んだ商標で、十勝内陸部に初めて集団入植した晩成社が用いたらしい。レトロな意匠もそのときのものを踏襲しているらしい。
帯広最後のシメは「ぶたはげ」の豚丼で
10時15分、帯広駅に到着。構内にある「ぶたはげ」で豚丼を堪能する。柔らかな豚肉に甘辛いタレが絡み、ご飯が進む美味しさだ。
その後、同じく駅構内にあるセブンイレブンへ。帯広駅のセブンイレブンには、地元の特産品やお土産を取り扱っているコーナーがあり、十勝地方ならではのスイーツやお菓子などを取りそろえている。その中でもありがたいのは、柳月の個包装されたお菓子である。十数種類販売されており、これを1個ずつ購入できるので、いろいろな味を楽しむことができる。2時間半のバスのお供に柳月の個包装菓子を3種類購入。
11時半、ミルキーライナーに乗車し、新千歳空港へ向かう。
14時10分に新千歳空港に到着。
15時30分、ローソンでどら焼き2個とコーヒーを購入し、甘味を満喫。その後、16時15分にはチーズおかかと鮭のおにぎりを買って小腹を満たす。16時55分発の飛行機で関西空港へ向かう機内では、ダウンロードしておいた「北の国から」を観ながらの移動。19時に関空に到着し、19時25分に駐車場で車を引き取り、20時40分に自宅に帰宅した。
風呂で旅の疲れを癒し、就寝。無事に納車旅を終え、次回からはようやく北海道でのバンライフが始まる。楽しみと期待が膨らむ。
ほんなら、また!
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