清里オートキャンプ場と周辺ガイド
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2024年7月4日、私は知床から層雲峡へ向かう途中、清里オートキャンプ場に立ち寄りました。知床の大自然を満喫した後、このキャンプ場で一息つくことで、心身ともにリフレッシュ。澄み切った空気と広々とした空間に包まれ、日常の喧騒を忘れ、北海道ならではの雄大な自然を感じることができました。
北海道の広大な自然の中でリラックスしたひとときを過ごすことができるこのキャンプ場は、アウトドア好きや車中泊利用にもおすすめです。ここでは清里オートキャンプ場の施設詳細、利用のポイント、周辺観光情報について詳しくご紹介します。
清里オートキャンプ場の概要
所在地: 〒099-4404 北海道斜里郡清里町江南807番地
アクセス:マップコード:444444834
基本情報
- 営業期間: 4月下旬〜10月下旬
- チェックイン: 13時~18時
チェックアウト: 7時~10時 - 料金:
- 入場料金
大人(中学生以上) 500円
小人(小学生以上) 300円
(注釈)20名以上の団体の場合は3割引
(注釈)日帰りの場合は入場料金のみ - コテージ=5棟(8人用)
1泊 14,000円
(注釈)電源・トイレ・シャワー・上水道・調理台・ベッド(マットレスのみ)・駐車場 - バンガロー=7棟(4人用)
1泊 5,000円
(注釈)電源・ベッド(マットレスのみ)・駐車場 - カーサイト=20サイト
1泊 2,000円
(注釈)電源・上水道・シンク・駐車場 - ペット同伴サイト=5サイト
1泊 2,000円 無料のドッグランも併設。
(注釈)ドッグランをご利用の際はセンターハウスで受け付け - フリーサイト=23サイト
1泊 1,000円
(注釈)フリーサイト(テントサイト)は1張5人用までの料金です。
(注釈)5人用を超えて10人用未満は3割増、10人用以上は5割増 - 洗濯機 200円
- 乾燥機 100円
- コインシャワー 100円(5分間)
- 入場料金
センターハウス内設備
- 事務所
- 受付
- 研修室
- 売店
- 水洗トイレ
レンタル用品
- マウンテンバイク(2時間) 500円
- 焼肉炉 200円
禁止事項
- ペット(ペット同伴サイトのみ可)
- カラオケ
- 花火(手持ちは可)
- 発電器
特徴
- 雄大な山々と草原に囲まれた静かな環境
- ペット同伴可(一部エリア制限あり)
- ファミリーやグループで楽しめる広いサイト
キャンプの楽しみ方
清里オートキャンプ場は初心者からベテランキャンパーまで楽しめる多彩なアクティビティが魅力です。
BBQや料理
炊事場が充実しているため、自炊も快適。地元の新鮮な野菜や知床牛を使ったBBQがおすすめです。近隣のスーパーや直売所で食材を購入して、キャンプ場で調理を楽しむことができます。
星空観察
清里の澄み切った空気の中で見る星空は、都会では味わえない感動を提供してくれます。天の川や流星群を眺めながらのひとときは格別です。
周辺を散策
キャンプ場の周辺には自然豊かな散策コースがあります。清里温泉や小さな湖を訪れて、リフレッシュするのも良いでしょう。
周辺観光情報
清里オートキャンプ場は、周辺観光地へのアクセスにも優れています。
清里宇宙展望台
キャンプ場の近くに位置する清里宇宙展望台は、昼夜問わず楽しめる魅力的なスポットです。日中には、清里町全体の美しい農村景観が一望でき、四季折々の変化を存分に感じることができます。広大な田畑や遠くにそびえる山々が織り成す風景は、まるで絵画のような美しさです。そして夜になると、展望台は星空観察の特等席に様変わりします。
光害がほとんどないこの地域では、天の川をはじめとする無数の星々が、頭上いっぱいに広がる様子を堪能できます。この展望台は、清里オートキャンプ場と江南パークゴルフ場の中間に位置しており、アクセスの良さも魅力の一つです。周辺観光地の中でも比較的訪れる人が少ないため、静かで落ち着いた雰囲気の中で景色を楽しめる、まさに隠れた名所です。
清里町の豊かな自然を身近に感じながら、昼間の風景と夜の星空の両方をじっくりと味わえるこの展望台は、訪れる価値のあるスポットとしておすすめです。
※展望台までの道路は除雪を行っていないため、冬季間は利用できません。
知床半島
知床半島は、キャンプ場から車で約1時間半の場所にあります。北海道の東部に位置し、日本最後の秘境とも称される自然豊かな地域です。その大部分が「知床国立公園」として保護されており、2005年にはユネスコの世界自然遺産にも登録されました。半島はオホーツク海に突き出ており、険しい山々や原始林、急峻な断崖が広がる壮大な景観が特徴です。この地域は四季折々の表情を楽しむことができ、春には流氷が解け、夏には深緑が生い茂り、秋には紅葉、冬には流氷が訪れます。
知床は多種多様な動植物の宝庫であり、ヒグマ、シマフクロウ、キタキツネ、オオワシなど、希少な生物が生息しています。また、オホーツク海は流氷が訪れる世界最南端の海として知られており、この現象が地域の生態系に大きな影響を与えています。知床の海は栄養豊富で、サケやマス、カニなどの漁業資源にも恵まれています。
観光面では、羅臼(らうす)とウトロの二つの町が拠点となり、クルーズツアーやトレッキング、温泉などを楽しむことができます。特に、知床五湖やカムイワッカ湯の滝といったスポットは人気があります。一方で、知床では自然環境の保護を重要視しており、訪問者には一定のルールが求められます。たとえば、ヒグマとの共存を目指した対策や、自然を壊さない観光の推奨などが行われています。
このように、知床半島は美しい景観と豊かな生態系が織りなす独特の魅力を持つ地域であり、日本国内外の観光客にとって特別な場所となっています。
層雲峡
層雲峡は、キャンプ場から車で約2時間。北海道の中央部、大雪山国立公園に位置する峡谷で、その壮大な自然美と温泉地としての魅力から多くの観光客を引きつけています。石狩川上流に沿って約24kmにわたり続く断崖絶壁が特徴で、「大雪山の玄関口」として知られています。その名前は、谷に立ち込める雲が層をなしている様子から名付けられました。
層雲峡の見どころとしては、数多くの滝が挙げられます。特に有名なのは「銀河の滝」と「流星の滝」で、二つの滝が並ぶ姿から「夫婦滝」とも呼ばれています。銀河の滝は細く優雅な水の流れが特徴で、対照的に流星の滝は力強く豪快な印象を与えます。この二つの滝は「日本の滝百選」にも選ばれています。
層雲峡は四季折々の美しさが楽しめる場所です。春から夏にかけては新緑が峡谷を彩り、秋には鮮やかな紅葉が峡谷を染め上げます。冬には「層雲峡氷瀑まつり」が開催され、凍りついた滝や氷のオブジェが幻想的な風景を作り出します。特に冬季は、スノーシューでのトレッキングや温泉といった体験も人気があります。
温泉地としても知られる層雲峡には、多くの宿泊施設が集まり、大自然を眺めながらくつろげる温泉が観光客を癒します。また、黒岳ロープウェイを利用すれば、大雪山の山々へアクセスが可能で、夏の高山植物や冬のスキーを楽しむことができます。
層雲峡はその壮大な景観とアクティビティ、多彩な四季の魅力により、北海道を代表する観光地の一つとなっています。
清里温泉
キャンプ場から車でわずか10分。美肌効果が期待できる温泉で、リラックスすることができます。日帰り入浴も可能。
北海道北部の斜里郡清里町に位置する静かな温泉地で、大自然の中で癒しを求める人々に愛されています。この温泉は、知床半島の玄関口とも言える清里町にあり、豊かな自然とともにその温泉の魅力が地域を訪れる観光客を惹きつけています。
清里温泉の特徴は、ナトリウム塩化物泉を主成分とする湯質です。この泉質は体を芯から温める効果があり、特に冷え性や関節痛、筋肉痛などに効果があるとされています。また、肌を滑らかにする効能があることから「美肌の湯」としても知られています。
温泉地としての規模は小さめで、都会の喧騒を離れ、静かで落ち着いた時間を過ごすのに最適です。周囲には手つかずの自然が広がり、温泉に浸かりながら知床連山や清里町の美しい田園風景を眺めることができます。特に夕暮れ時には、温泉から望む山々が夕日に染まる光景が絶景です。
清里温泉周辺には、観光スポットも豊富です。「きよさと情報交流施設 きよーる」では地域の特産品や観光情報を提供しており、地元の新鮮な野菜や農産物を購入することができます。また、知床半島や斜里岳登山の拠点としても利用されるため、アウトドアを楽しむ人々にとって便利な場所です。
さらに、清里温泉は季節ごとの魅力も豊富です。春は桜や新緑、夏は高原の涼しい風、秋には紅葉、冬には雪景色が広がります。特に冬は澄み切った空気の中、星空を楽しむ絶好の環境となっています。
清里温泉は、手つかずの自然と素朴な温泉体験を求める人にとって、知床観光の合間や日常の疲れを癒す隠れた名湯といえるでしょう。
北浜駅
日本最東端の駅として知られる北浜駅は、鉄道ファンにおすすめ。絶景が楽しめる駅舎カフェも併設されています。
北海道網走市に位置し、日本最東端の駅として知られるJR北海道釧網本線の小さな無人駅です。この駅は、オホーツク海沿いにあるため、その絶景を楽しむために訪れる観光客や鉄道ファンに人気のスポットとなっています。
北浜駅の最大の魅力は、駅舎から徒歩数十秒で広がるオホーツク海の眺望です。駅のホームからは海が間近に見え、特に冬には流氷が漂う姿を観賞できることから「流氷観光の玄関口」としても親しまれています。流氷のシーズンには、白く覆われた海が織りなす幻想的な景色が広がり、訪れる人々を魅了します。
駅舎そのものも趣があり、木造のレトロなデザインが残されています。駅舎内には「オホーツク流氷館」という観光案内スペースがあり、地元の情報を提供するとともに、旅人のための休憩所として利用されています。また、駅には記念スタンプや旅の思い出を記すノートが設置されており、訪問者同士の交流の場ともなっています。
さらに、北浜駅には「駅カフェ停車場」というカフェが併設されており、地元の食材を使った軽食や飲み物を楽しみながら、オホーツク海の景色を満喫できます。このカフェもまた、旅人にとっての癒しの場として人気です。
北浜駅は、周辺観光の拠点としても優れています。近隣には能取岬や天都山といった観光名所があり、ドライブや散策を楽しむことができます。また、釧網本線の沿線は雄大な自然が広がり、車窓からの景色も絶景です。
都会の喧騒を離れ、静けさと雄大な自然を感じられる北浜駅は、日本最東端の駅として、訪れる人々に特別な体験を提供する場所です。
実際の滞在レビュー
訪問者の感想: “清里オートキャンプ場は広々としていて、心からリラックスできました。この日は他に利用者が1組だけで、ほぼ貸し切り状態でした、夕方には素晴らしい夕焼け、夜には満天の星空が広がり、日常の喧騒を忘れさせてくれます。設備も整っていて、初めてのキャンプでも安心して過ごせました。知床観光の前後に立ち寄る場所として大変おすすめです。”
清里オートキャンプ場は、知床から層雲峡へ向かう旅の中継地点として最適なだけでなく、北海道の大自然を満喫するのにぴったりな場所です。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。