軽自動車の車中泊仕様を簡単シンプルに実現

簡単シンプルに実現!軽自動車の車中泊仕様

軽自動車で車中泊を楽しみたいけれど、「がっつりDIYをするのはちょっと……」という方に向けて、シンプルで手軽に車中泊仕様を実現している工夫を書きます。

この方法は、車を大がかりに改造する必要がなく、軽自動車を普段使いしながら気軽に車中泊を楽しめるのが魅力です。「おしゃれな部屋」に仕上げるスタイルではありませんが、簡単・安価・実用的な工夫で快適な車中泊ライフを始めてみました。

ここでのポイントは、車を改造せず、普段乗りでも快適に使える工夫です。


フラットスペースの確保

車中泊の基本は、寝るためのフラットなスペースを作ることです。これができれば、ほぼ終わりと言っても過言ではないでしょう。

軽自動車での車中泊において、睡眠環境を整えることは快適さを左右する重要なポイントです。

その中でも特に大切なのが、フラットな寝床を確保することと、自分に合った枕を用意すること。この2つをしっかり押さえるだけで、車内での睡眠の質が大きく変わります。

フラットな状態の重要性

軽自動車の車内は、通常の状態ではシートの段差や凹凸があり、そのまま横になると体に負担がかかります。長時間寝ていると腰や肩が痛くなり、翌朝に疲れが残ってしまうことも。そこで必要なのが、段差を埋めてフラットな状態を作ることです。

インフレータブルマットや折りたたみマットを使えば、簡単にフラットなスペースを作ることができます。特に厚さ5〜8cmのマットは、体をしっかり支えつつも柔らかさを保ち、寝心地を大幅に向上させてくれます。段差がなくなるだけで、車内での眠りがまるで普通のベッドのように快適になります。

方法は3パターンと、その組み合わせになります。

  1. ジョイントマットを敷く(難易度1)
  2. エアマットを敷く(難易度1)
  3. 板を敷く(難易度2)

この3つの内容を具体的に書いています。

枕が与える快適さの違い

フラットな状態を作っただけでも寝心地は改善しますが、そこでさらに重要なのが「枕」の存在です。枕の高さや硬さが自分に合っていないと、首に負担がかかり、結果として体全体の疲れに繋がることがあります。特に車中泊では普段使っている寝具とは環境が異なるため、適切な枕を選ぶことがより重要になります。

車中泊用の枕としては、以下のタイプが人気ですが、自分の好みや車中泊の頻度に合わせて選ぶことで、首や肩への負担を軽減し、快適な眠りを得ることができます。

  1. エア枕:空気で膨らませるタイプで、軽量で収納がコンパクト。高さを調整できるため、自分に合った寝心地を作りやすい。
  2. 低反発枕:体圧を分散し、快適な支えを提供。若干の重さがあるものの、普段使いの枕に近い感覚で使用できます。
  3. 折りたたみ式枕:コンパクトながらも適度な弾力があり、シンプルで使いやすいタイプ。

ちなみに私は自宅で使っている枕を持っていきます。上記のような枕も試してみましたが、私には合わなくて、結局は普段から使っている枕を使うという選択になっています。


収納はコンパクトに

車中泊グッズは最小限に。

収納式のコンテナボックスを使ったり、食料や衣類を整理しやすく、使わないときは畳んでスペースを確保できます。

また、DIYで棚などを作るのはハードルが高いと思うので、有孔ボード窓型にカットして有孔ボード用の吸盤で固定し、フックでカバンを吊るせば、遮光、目隠しの役目にもなります。

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ただ、カバンが軽いままだと、車が揺れたときにフックから外れて落ちてしまうことがあります。そこで、バスタオル2枚やひざ掛け毛布1枚を中に入れると、適度な重さが加わり、しっかりとフックに固定されて外れにくくなりました。

軽自動車の限られた空間を有効活用できます。


簡単な遮光対策

快適な睡眠には外からの光や視線を遮ることが重要。市販のサンシェードやカーテンもあるでしょうけど、私はリアゲートにはバスタオルをカーテンがわりに使っています。

また、荷台の窓には簾を二重にしてマグネットでとりつけ。もしくは、前述した有孔ボードを窓枠のサイズにカットして有孔ボード用吸盤で目隠しするのもオススメ。


ポータブル電源で快適度アップ

夜間の照明やスマートフォンの充電には、ポータブル電源が便利。小型で軽量なものを選べば、普段使いにも活用できるので一石二鳥です。


必要最低限のアイテム選び

車中泊に必要なものは、寝具、ライト、飲み物、簡単な食事道具程度で十分。荷物を減らすことで設置や撤収の手間が省け、気軽に車中泊を楽しめます。


この方法の魅力は、車を大きく改造せずとも、軽自動車を普段使いしながら手軽に車中泊を楽しめる点です。「おしゃれなインテリア空間」を目指すわけではありませんが、シンプルでコストを抑えた実用的な工夫を取り入れることで、快適な車中泊ライフを実現しています。

 

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