道の駅 ガーデンスパ十勝川温泉~ミルク&ナチュラルチーズフェア〜いけだワイン城〜麺屋からなり 西帯広本店〜土・日 肉のびっくり市
とかちのナチュラルチーズと池田ワインを堪能する旅
2025年冬の北海道車中泊の旅(Part10)
3日目:2025/01/12
コンテンツ
-14℃極寒車中泊からの帰還:快晴で始まる十勝の1日
2025年1月12日(日)。朝6時、拠点に戻ると、窓の外には北海道特有の澄んだ青空が広がる。前夜のマイナス14℃の極寒車中泊からのギャップに安堵しつつ、9時過ぎまでゆっくり眠り英気を養う。
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ミルク&チーズフェアで北海道グルメを満喫
本日、最初に向かったのは「とかちプラザ」。実は朝、大樹町の半田ファームに行こうと思いWebサイトをチェックしたところ、今日はとかちプラザでの「ミルク&ナチュラルチーズフェア」に出店しているとの情報をキャッチ。せっかくならと、初めてのとかちプラザ訪問を決意。
到着すると、予想以上に会場の駐車場が混雑していてびっくり。長蛇の列には並ばず少し離れた、帯広駅南側の駐車場に停めて会場へ向かった。
最初に立ち寄った半田ファームでは、オチャード、ティモシー、ルーサン、池田清美ワインのかす漬け、熟成チーズの味噌漬けなど4,000円分のチーズを購入。お兄さんの温かい対応にほっこりしつつ、ヨーグルトドリンクのおまけに感激。「こういうサービスが旅の楽しみを倍増させるな」と感心する。HANDA FARM OBLINEでも購入可能。
次はニセコチーズ工房でセミハードチーズとデザートチーズ 二世古 雪花 【sekka】 パパイヤ&パイナップルを購入。
最後に坂根牧場で濃厚な牛乳「乳life牛乳」を290円でゲット。一杯でお腹が満たされるほどの濃厚さに驚きつつ、「これぞ北海道!」と感動する。
十勝のいけだワイン城で絶景と香り豊かなひととき
いよいよ本日のメイン「いけだワイン城」へ。池田町にあるこのスポットは、十勝の大地が育むワイン文化を存分に堪能できる場所だ。12時28分に到着すると、そのヨーロッパ風の建物が目に飛び込んでくる。「これが北海道のワイン城か」と期待を胸に、さっそく中へ。
ワインセラー貸付サービス概要
項目 | 詳細 |
---|---|
貸付対象 | お一人様につき1区画。 |
貸付期間 | 1年間。ただし継続希望者は規定に基づき更新可能。 |
保管可能な品物 | 池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(十勝ワイン)が製造した酒類に限定。 |
品質保証 | 品質等の保証はなし。ただし、町が加入する保険で補償可能な事項あり。 |
貸付料金 | 年間6,600円(税込)。 |
利用時間 | 10:00~16:00(事前予約制)。1回あたりの利用時間は30分まで。 |
入出庫方法 | – 利用者本人が行う。- 遠方などで困難な場合、別途作業料1,100円(税込)で対応可能。 |
禁止事項 | セラー内での試飲は禁止。 |
追加案内 | 詳細は決定通知発送時に案内。 |
問い合わせ先 | 詳細はホームページを参照 |
いけだワイン城:C倉庫
通常の16倍もの容量を誇る8000Lの大樽
この樽は地場の樽材だけでワインを熟成させてみようと十勝で伐採された樹齢百数十年のミズナラ材から作られました。五年間の乾燥期間経てフランスの樽メーカーで制作され、1998年の池田町開町100年に合わせて設置されました。
(看板引用)
地下熟成室にあるワイン樽は約500L容ですが、その16倍容量の8000L大樽をご覧いただけます。樽材はフランス・アリエール地方のオーク材で、原木を製材したあと5~6年の自然乾燥させてワイン樽に仕上げます。大きな樽ではワインがゆっくりと熟成します。このような大樽は百年以上の使用が可能だと言われています。
(看板引用)
シャンパンボトルサイズ比較
以下は。いけだワイン城の展示を参考にボトルサイズとその由来を表にまとめたものです。右の大きいボトルからの説明になります。
ボトル名 | 容量(750mlボトル換算) | 由来 |
---|---|---|
ナビュコドノゾール (Nabuchodonosor) | 20本分(15L) | 新バビロニア王国第2代の王ネブカドネザル2世。オペラ「ナブッコ」の題材。 |
バルタザール (Balthazar) | 16本分(12L) | 旧約聖書に登場する東方の3賢人の1人(諸説あり)。 |
サルマナザール (Salmanazar) | 12本分(9L) | アッシリア王国のサルマナザール3世。大英博物館の「黒色オベリスク」に登場。 |
マチュザレム (Mathusalem) | 8本分(6L) | 旧約聖書の長老メトセラ(969歳まで生きた人物)。ぶどう園を植えた伝説を持つ。 |
ジョエロボアム (Jeroboam) | 4本分(3L) | 旧約聖書に登場するイスラエル初代王ヤロブアム1世。 |
マグナム (Magnum) | 2本分(1.5L) | ラテン語で「大きい」を意味し、日本では「マグナムサイズ」としても知られる。 |
ブティユ (Bouteille) | 1本分(750ml) | フランス語で「ボトル」または「瓶」を意味する言葉。 |
十勝ワインのスパークリングワイン
日本初の瓶内二次発酵製法を採用。糖分と酵母を加えて瓶内で発酵させることで、きめ細かな泡と深みのある味わいを実現しています。約2年の熟成により、酵母由来の香りと独特の旨みを引き出し、北国特有の酸味を活かしています。この製法は高い技術力が求められ、発酵や熟成などの醸造技術が集約されています。手間と時間を惜しまない技術へのこだわりが詰まった一品です。
(看板参照)
アランビック(Alambic・蒸留器)
最高のブランデーと言われているコニャックはフランスのコニャック地方で作られています。ブランデーはワインを蒸留し、高濃度のアルコール液にした後、長期間木樽で熟成をへて出来上がります。この蒸留器はアランビックと呼ばれ、全て銅で作られています。このアランビックは数百十年前にコニャック 地方で作られ、燃料には石炭を使い、1950年代まで現地で実際に使われていたものです。
(看板引用)
ブランデー熟成樽 No.1240(1974~2021)
十勝ワインは1964年(昭和39年)にブランデーの製造を開始しました。このNo.1240の樽はワイン場ができた1974年(昭和49年)に購入され2021年(令和3年)2月までブランデーの熟成用として使用されていました。実はまだ仲間のNo.1241~1244の樽が蒸留室にて現役で頑張っています。ひと足先に空になったこの樽の中から、ブランデーの芳醇な香りがほのかに漂っていませんか?
(看板引用)
地下熟成室
十勝ワインの歴史は、山ブドウから始まりました。北国特有の酸味を持つブドウは、熟成を経て真のワインへと姿を変えます。この酸味と熟成へのこだわりが、十勝ワインが辛口や赤ワインに力を注ぐ理由です。この熟成室では、一年を通じて約15℃に温度が保たれ、樽や瓶を使った熟成が行われます。そのためには最適な環境が必要です。
オールドビンテージワイン
1963年に十勝ワインが製造を開始して以来、試験研究の目的で保存されてきた長期熟成ワインであり、販売を目的としていません。その存在は十勝ワインの歴史そのものを物語っています。ラベルに記載されている数字は、ぶどうの収穫年を示しています。
Kvevri(クヴェヴリ)粘土製の甕
ジョージア(旧グルジア)のコーカサス地方で、ワインの発酵・貯蔵に使われてきた粘土製の甕(カメ)です。この甕は地中に埋めて使用される伝統的な容器で、約350年前に製造されました。廃屋の敷地内から掘り出され、平成16年(2004年)6月にジョージアのテレヴィ市長バジル・ダヴィタシビリ氏より池田町に寄贈されました。容量は350L、産地はジョージアのカヘティ地方テバヴィ市近郊です。その歴史と伝統を感じさせる貴重な品です。
冬のいけだワイン城の景色
お土産コーナーでは4,000円分のワインを購入。「清見2021」をはじめ、軽やかな味わいのものから深い香りの赤ワインまでラインナップが充実している。夜に飲むのを楽しみに、いけだワイン城を後にする。
辛さがやみつき!テールスープの絶品ラーメン
次の目的地は「麺屋からなり」。15時28分に到着し、看板メニューの「テールスープの3辛ラーメン」をオーダー。スープは辛さと旨みが絶妙に調和しており、一口食べると体がぽかぽかに温まる。
ラーメンだけでなく、締めに頼んだチーズ&玉子とじとの相性も抜群。「次回はノーマルも試してみたい」と思いつつ、満足感でいっぱいのまま店を後にした。
隣接する「土・日 肉のびっくり市」では、味噌味付けラム600gを800円で購入。車中がラムの香りに包まれ、「これはすぐ焼いて食べたい」と食欲が加速する。
満月とラム肉の夜、十勝の恵みで締めくくる
16時25分、帯広市内の拠点に戻ると外は薄暗く、満月が十勝の夜空に輝く。「この月夜を見ながらの晩酌は最高や」と期待が膨らむ。
まずは「清見2021ワイン」を開け、ニセコチーズ工房のセミハードチーズとペアリング。ワインの軽やかな酸味とチーズの濃厚なコクが絶妙なハーモニーを奏でる。次にサッポロクラシックを片手に、味噌味付けラムを焼いて夕食に。ジューシーなラムの味わいにビールがぴったりで、思わず「これはやめられへん!」と独り言。
満月が照らす静かな夜、ワインとチーズ、ラム肉の余韻に浸りながら過ごすひとときは、まさに十勝の恵みそのものだった。
今回訪問したところ
とかちプラザ
いけだワイン城
麺屋からなり 西帯広本店
土・日 肉のびっくり市
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