北海道車中泊#4-3-4:ガーデンスパ十勝川温泉~帯広動物園・植村直己記念館~音更~六花亭~オベリベリ温泉~道の駅おとふけ車中泊

北海道車中泊の旅3日目と最終日

快適な目覚めと朝の十勝川温泉

2024年5月27日(月)
この日は道の駅おとふけで5時に起床。前日の夜よりもさらに快適に眠ることができた。気温が高めだったことに加え、車中泊用のマットレスと毛布がしっかりと機能してくれたおかげで、シャツの重ね着も必要なく、ぐっすりと眠れたのが大きい。これだけの快眠が取れると体の調子も全然違う。十勝川温泉の空には相変わらず気球が浮かんでおり、のどかな風景が広がっていた。

十勝川温泉付近では早朝から気球を楽しむことができる。晴れた空をふんわりと漂う気球は、まるで絵画のような景色を演出してくれる。十勝の広大な大地と青空の下、気球からの景色は格別で、観光客にも人気のアクティビティだ。早朝の気球飛行は風が安定していることもあり、特に美しい景色が楽しめる時間帯だといわれている。カラフルな気球がいくつも浮かぶ風景は、十勝地方ならではの特別な魅力だ。

朝の支度を済ませた後は、1時間半ほど車内を整理して過ごす。細かな荷物の整理を行い、旅の拠点となる車内をさらに快適に整えた。その後、6時半に道の駅を出発。ローソンに立ち寄り、ヨーグルト、シュークリーム、コーヒー、そしてゆでたまごを購入して簡単な朝食とした。

植村直己記念館「氷雪の家」と帯広動物園の見学

9時、稲田のマックスバリュ内にあるワッツで買い物を済ませた後、9時20分に帯広動物園に到着。この動物園の隣には、冒険家・植村直己を記念した施設「氷雪の家」が併設されている。ここでは彼が冒険の際に使用した装備や、北極やエベレストなど極限の環境を生き抜いた彼の記録を見ることができる。実際に使用された犬ぞりやテント、そして彼が書き残した日記などが展示されており、彼の冒険に対する情熱と挑戦の精神を感じ取ることができた。特に、北極の凍てつく環境下での生活を再現した展示エリアは、見る者に圧倒的なリアリティをもって訴えかけてくる。冒険のロマンに浸りながらも、人類が自然と対峙する姿勢に深い感銘を受けた。

イグルーを形どった半円形のドーム型の記念館

実際に植村さんと冒険したエスキモー犬のはく製とソリ。

エベレストで使用した装備(寝袋。ヘルメット、ピッケル、ハンマー)

MICRO-TEXのテント。

登山用二重靴とオーバーブーツ。オニツカタイガー(現アシックス)の極地観測用防寒ブーツ、ダウンシューズ。

六分儀、作業ウェア。

五大陸最高峰の石

五大陸最高峰の石。モンブラン(ヨーロッパ大陸最高峰:1966年7月登頂)、キリマンジャロ(アフリカ最高峰:1966年10月)、マッキンリーの石(北米大陸最高峰:1970年8月単独登頂。単独登頂者となる。)、エベレストの石(アジア大陸、世界最高峰:1970年5月21日松浦輝夫とともに日本人として初登頂)、アコンカグアの石(南米大陸最高峰:1968年2月単独登頂)、グランドジョラス(1971年1月グランドジョラス北壁を完登)、南極の石(1972年初めての南極偵察にあらわれたときアルゼンチン陸軍のベルグラーノ基地周辺で採取)、五大陸最高峰の石で作ったぐい呑み、グリーンランドの石を材料に作ったとっくり。

帯広動物園の帯広畜産大学サテライト

帯広動物園内に設置された帯広畜産大学サテライトは、学びと楽しさを融合させた魅力的なスポットである。この施設では、動物園の魅力に大学の知識が加わり、訪れる人々に動物や環境に関する深い理解を促している。展示内容は、帯広畜産大学の研究成果や、動物たちの生態に関する情報が盛りだくさん。子どもから大人まで幅広い層が楽しめる内容で、体験型プログラムやワークショップも定期的に開催されている。家族連れや教育目的の訪問者にとって、学びと癒しの場として人気を集めている。ぜひ足を運び、この特別な場所を体験してほしい。

帯広畜産大学サテライト

その後は帯広動物園を巡り、動物たちとの触れ合いや園内の散策を楽しんだ。広々とした園内には、地元ならではの展示や動物たちの自然な生態を垣間見られるエリアが豊富にある。家族連れで訪れるにも最適な場所で、帯広ならではの魅力が詰まっていた。

清潔でおしゃれなトイレ。

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