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北海道の旅4日目
2024年4月21日(日)
この日は帯広の拠点で5時起床からスタートし、十勝の広大な自然と富良野の魅力を堪能。
朝の展望台巡り
5時50分に出発し、まずは十勝ヶ丘展望台へ。道中、20kmの地点で道の駅「ガーデンスパ十勝川温泉」に立ち寄り、その後最後の坂道を2kmほど登って展望台に到着。適度な登り坂があり、サイクリングコースとしても良さそう。
道の駅「ガーデンスパ十勝川温泉」は温泉とグルメを同時に楽しめる魅力的な施設で、十勝川温泉のモール温泉を源泉かけ流しで利用できる足湯や温泉施設がある。
さらに、地元十勝産の食材を使ったレストランやカフェも充実。和洋様々なメニューが楽しめる。
周辺には広々とした庭園が広がり、リラックスと美味しいひと時を過ごすのにぴったりの場所である。
車中泊をしている車もたくさん停まっており、この日は西日本のナンバーも目立った。
タント(レンタカー)。走りも軽快で車内も広く、なにより燃費が非常に良い。
十勝川温泉街では気球が空に浮かび、朝の風景を彩っていた。ただ、住宅街から湧き上がるように出現した気球にはいささか驚いた。
富良野へ向かう途中の風景
十勝ヶ丘展望台から富良野の麓郷展望台へ向かう道中、音更町には「万年」という地名の町があり、鹿追町から見える山々の連峰が絶景だ。
8時46分、サホロ湖と佐幌ダムに到着。ここではワカサギ釣りができるそうだが、キャンプ場は閉鎖中だった。
寒さを感じつつ狩勝峠へ進み、狩勝線の大カーブや峠の頂上から見える風景を楽しんだ。
道の駅でのひと休みと麓郷観光
10時19分、道の駅「南ふらの」に立ち寄り、隣のモンベルもチェック。
じゃがバターやまんじゅうなどのお土産を1500円分購入し、昼食には豚汁やカマンベール味噌おむすびをいただく。試しに買ったカマンベール味噌おむすびは意外な美味しさ!
麓郷の森 「北の国から」ロケ地巡り
11時25分、富良野の麓郷地区に到着。「北の国から」のロケ地巡りを開始。まずは「拾ってきた家」、続いて「丸太の家」、そして「五郎さんの石の家」を観光。40年以上前の作品だが、今でも根強い人気を感じた。
「拾ってきた家」は、黒板五郎が廃材を集めて建てた個性的な手作りの家で、「北の国から」を象徴するロケ地の一つ。
丸太の家(初代五郎の家)は五郎と純、蛍が最初に住んだ手作りの丸太小屋が見ることがめきる。ドラマの各シーンが蘇る空間を間近に体験することができた。
石の家は五郎が石を積み上げて作った家で、独特の造りと力強さに、五郎の生き方や自然との共存への思いが感じられる。
麓郷の森は、「北の国から」の世界観をそのまま感じられる場所だ。ドラマを観たことがある人はもちろん、初めて訪れる人にも北海道の自然の魅力を堪能できるスポットではないだろうか。
幾寅駅で映画「ぽっぽや」の世界へ
麓郷の後は、南ふらの幾寅駅(映画「ぽっぽや」では「幌舞駅」として登場)へ。映画の雰囲気がそのまま残る駅舎を見学し、昭和のノスタルジックな時間を楽しんだ。
映画「ぽっぽや」(1999年、主演:高倉健)の舞台となった幾寅駅は、南富良野に位置する小さな駅である。
この映画は、鉄道員として人生を捧げた主人公の姿を描いた作品で、その世界観を象徴するロケ地として一役買ったのがこの幾寅駅だ。
映画の舞台「幌舞駅」としての幾寅駅
映画では、幾寅駅が架空の「幌舞駅」として登場した。撮影の際には、駅舎に「幌舞駅」という看板が掲げられ、その姿が映画の中で鮮明に映し出されている。映画公開後も、この看板はそのまま残され、映画の余韻を感じさせてくれた。ここに訪問後、すぐに「ぽっぽや」をU-NEXTのサブスクで復習。
幾寅駅は、1941年に設立され、かつての根室本線の一部として運行されていた。駅舎は木造で、昭和の雰囲気が漂う佇まいはまるで映画のセットそのもの。訪れると、鉄道の全盛期を思い起こさせるノスタルジックな空気に包まれまれる。
また、駅構内には映画「ぽっぽや」に関連する展示や写真が数多く飾られており、映画ファンにとってはたまらないスポットである。当時の撮影風景や小道具が展示され、映画の世界を間近に感じることができた。
新得協働学舎でのチーズ購入
15時5分、新得町の協働学舎を訪問。富良野や帯広からのドライブ途中に立ち寄る観光ルートにも適している。
ここでは試食ができるチーズを購入(440円)。
地元でしか手に入らない味をお土産にするのも楽しみの一つ。
「協働学舎」は、自然と人が共生する暮らしを目指した共同体で、障がいの有無を問わず、多様な人々が協力し、豊かな自然を活かした活動を行っている。
その中でも特に有名なのが、手作りのナチュラルチーズです。「共働学舎新得農場」のブランドで知られ、地元産の新鮮な牛乳を使い、全て手作業で丁寧に作られている。新千歳空港内のチーズコーナーでもみかけるブランドだ。
種類も豊富で、クリーミーなカマンベールや濃厚なブルーチーズなど。これらのチーズは、全国のチーズコンテストでも高評価を受けているそうだ。
帯広の風景と夜の一息
16時20分に帯広の拠点に帰宅すると、洗濯物を取り込み、洗濯を回し、夜は18時半にセリアで買い物を済ませて、中山商店で二郎系ラーメンを堪能。
その後ダイイチで米や食料品を購入し、ビールと焼き鳥で一日の疲れを癒す。通販で輪行バッグの収納用に機内持ち込みサイズのスーツケースを購入(3300円)。次回の旅支度もこれでバッチリ!
十勝の自然から富良野のロケ地まで、北海道の魅力を凝縮した1日。強い風や寒さもありましたが、その分雄大な景色が心に残る時間となりました。