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帯広拠点探しの旅3日目:2024/03/13
朝から拠点探し~エゾリスのとおせんぼ
2024年3月13日(水)、この日は朝5時45分に起床。外を見ると空は快晴で、今日も良い1日になりそうな予感がした。しばらくベッドでゆっくり過ごした後、6時50分にシャワーを浴びて身支度を整えた。北海道の冬の朝は冷え込むが、湯気の立つシャワーで体を温めると目も覚める。7時45分にホテルを出発し、まずは駅ナカのセブンイレブンでおにぎりを購入した。こうした身近な買い物でも、旅行中は普段と違う楽しさを感じられる。
8時5分発のバスに乗り、拠点予定の場所へ向かった後は、歩いて南の方角にある緑ヶ丘公園を目指すことにした。3月中旬の帯広はまだ雪が残っているものの、日差しが差し込む公園内では雪解けが進み、春の訪れを感じられる。途中でエゾリスたちに遭遇。シマリスと違ってなかなかマッチョで精悍なリスだ。
9時半ごろに立ち寄ったのは、北海道ではお馴染みのコンビニ、セイコーマート。ここで購入した塩サバおにぎりは、驚くほどふっくらとしていて絶品だった。さらに驚いたのは、店員が「温めますか?」と聞いてきたこと。北海道ではおにぎりを温めるのが一般的だと初めて知り、その土地ならではの文化に触れた瞬間だった。温めた塩サバおにぎりは、ほんのり香るサバの脂がさらに引き立ち、冷たい冬の空気の中で一層おいしく感じられた。
帯広畜産大学にあるデザイナーズカフェで一休み
10時20分、次に向かったのは帯広畜産大学にあるデザイナーズカフェ。ここでは黒ゴマカフェラテ(450円)を注文した。このカフェラテは、濃厚な黒ゴマの風味がしっかりと感じられる一杯で、甘さ控えめの味わいが体に染み渡る。開放感のある店内で、ゆっくりとカフェラテを楽しみながら過ごす時間は格別だった。
帯広市を散策
カフェを出た後は、大学周辺を少し散策。北に10分ほど歩き、11時40分にはダイイチというスーパーに到着した。ここで目に入ったのは、北海道産の札加内製麺を使用した豚丼とそばのセット(850円)。このセットは、豚肉のタレが香ばしく、そばもコシがしっかりしていて、非常に満足感のある昼食となった。驚いたのは、この気候にもかかわらずざるそばが人気だということ。地元の人々の食文化の多様さを垣間見た気がした。
12時10分には帯広畜産大学内のかしわプラザに立ち寄り、ここで少し休憩を取ることにした。次の予定を確認しつつ午後の計画を立てる。13時半ごろからは、街の地理や環境に慣れるため、帯広駅まで歩いて戻ることにした。道中は、地元の店や住宅街を眺めながら、帯広の生活感を肌で感じることができた。歩いていると、自然とこの土地の特徴が目に入ってくる。例えば、道路の除雪が丁寧にされていることや、風よけのために設置されたフェンス、灯油タンクなど北海道ならではの景色が新鮮だった。
ホテルでの午後のひととき
14時45分、ホテルに戻った。少し疲れが出たので、駅のお土産屋で購入したワインやおつまみを持ち込み、部屋でのんびりと過ごすことにした。鮭とチーズを合わせた珍しいおつまみや、牛しぐれなど北海道ならではの味を楽しみつつ、午後の時間を満喫した。さらに、16時半にはバスタブに湯を張り、体を温めながらくつろぐ。このリラックスタイムが、旅の疲れを癒してくれる貴重な時間だった。
その後は、中古車販売サイトをチェック。北海道滞在中に使用する車を探しながら、地域特有の価格帯や車種について情報を集めた。移動事務所兼車中泊用として使えそうな車種がいくつか見つかり、検討の余地が広がった。
19時からはホテル内のレストラン「J」での夕食を楽しんだ。この日のディナーは、ビールで乾杯しながら、餡掛けそばや焼売、唐揚げ、玉子スープ、杏仁豆腐などを堪能した。品数が豊富でどれも満足のいく味だったため、少し贅沢な食事になったものの、旅行中だからこそできる贅沢だと自分に言い聞かせた。
夕食後、腹ごなしを兼ねて帯広駅北側の繁華街を散策。ここではスナックやバーが軒を連ね、意外にも賑わいを見せていた。平日にも関わらず、多くの地元民や観光客が店を訪れている様子が印象的だった。この地域が持つ活気を感じることで、帯広の新たな一面を知ることができた。